建設業が抱える“本当の課題”とは?これからの時代に求められる変化。

■はじめに

「建設業って、なんか昔っぽくて大変そう…」

そう思っている人、いませんか?
実は、いま建設業は大きな転換期を迎えています。
人手不足、デジタル化、働き方…たくさんの課題を抱えている反面、変わろうとしている企業もたくさんあるんです。

この記事では、そんな建設業の“本当の課題”について、若い世代の目線でわかりやすく紹介していきます。

課題①|人手不足と高齢化が深刻

建設現場で働く人の3人に1人が55歳以上
このままだと、10年後には職人の多くが引退してしまいます。

でもその一方で、若い世代の入職は年々減少。
「きつそう」「安定してなさそう」「よくわからない」というイメージから、最初から候補に入らないケースも増えています。

せっかく入社しても、働き方や給与制度が古くて定着しない…というのも、よくある話。
人が育ちにくく、技術が継承されにくいという“負のスパイラル”に陥っている会社も少なくありません。

課題②|3K(きつい・汚い・危険)のイメージ

建設業にはいまだに「3K(きつい・汚い・危険)」というイメージがつきまといます。
もちろん、現場仕事なので体力を使うこともあります。でも実際には、安全対策も進んでいて、環境も昔ほど悪くないんです。

それでも、イメージがアップデートされないのはなぜか?

ひとつの理由として、業界全体としての“魅力の伝え方”が追いついていないことが挙げられます。
たとえば、SNSやYouTubeなどを活用して建設業のリアルな魅力を伝えている企業も出てきています。
ただ、それはまだ一部に限られており、多くの会社では発信のノウハウや体制が整っていないのが実情です。

重要なのは、「自分たちの仕事の価値をきちんと伝えていこうとする意識」。
発信のスタイルは様々あって良いですが、業界全体として魅力を正しく届けていく努力が、次世代のイメージを変えていく第一歩になるはずです。

課題③|アナログな業務がまだまだ多い

建設現場では、いまだに紙の図面やFAXを使っているところもあります。
「え、まだ?」と思うかもしれませんが、IT導入が進んでいない企業は少なくありません。

現場の管理も、ベテランの“勘と経験”に頼っていることが多く、若い人が入りづらい空気を作ってしまうことも。

もっとアプリデジタルツールを活用して、働きやすい環境に変えていくことが急務です。
それができれば、若手でも活躍しやすくなるし、現場ももっとスマートになります。

課題④|女性や外国人など、多様な人材が活躍しづらい

建設業で働く女性は全体の約10%未満
でも実は、施工管理・設計・現場など、女性が活躍できる場面はたくさんあります。

また、外国人技能実習生や特定技能など、海外からの人材も増えているけれど、受け入れ体制や教育体制が整っていない企業も多いのが実情。これからの時代、「男ばっかり」「日本人ばっかり」では通用しません。

多様な人が活躍できるように、制度マインドを変えていく必要があります。

課題⑤|業界としての“魅せ方”が弱い

建設業には、やりがいも技術も、未来もある。
でも、それが伝わっていない。

他の業界のように、「この業界に入るとこんなキャリアが描けるよ」「こんなふうに成長できるよ」という“ストーリー”が弱いんです。

若者にとって、将来が見えない業界にはなかなか入りづらいもの。
業界全体として、「かっこいい仕事」「誇れる仕事」として再発信していくことが求められています。

これからの建設業に必要なこと

  • 人を育てる仕組み(教育・キャリアパス・評価制度)
  • スマホやアプリを活用した働きやすさの追求
  • 現場のリアルな魅力を、それぞれのスタイルで伝えていく工夫
  • 稼げて誇れる仕事”としてのブランディング

これらができれば、建設業はもっと魅力的なフィールドになるはずです。

まとめ|“変化の途中”だからこそ、若者にチャンスがある

建設業が課題を抱えているのは、“変わろうとしている最中”だからこそ。

つまり、これからの変化を作っていけるのは、これから入ってくる若い世代なんです。
昔ながらのやり方をただ受け継ぐのではなく、新しい働き方や価値観を持ち込むことで、業界全体が進化していく。

建設業は、ただの「現場仕事」じゃない。
社会の基盤をつくる、ものすごく価値のある仕事です。

変化のタイミングにいる今だからこそ、あなたの力が必要です。

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